骨粗しょう症とは
骨の密度(骨の中身がスカスカ)が低下し、骨が弱くなる病気です。
からだの骨は同じようにみえても、新たに骨が作られる“骨形成”と、古くなった骨が壊される“骨吸収”を繰り返しています
一般成人でも約3年で、新しい骨に入れ替わるといわれています
その 骨の“形成” と “吸収” のバランスが崩れると骨粗しょう症が起こります。
骨粗しょう症の患者は日本に1000万~1200万人いるといわれており
1200万人というと、日本の総人口の約10%ほどの数字になります
さらに細かく見てみると、
骨粗しょう症患者の80%(800万~900万人)が女性であり
女性の4人に1人が骨粗しょう症という計算になります
なぜ女性に多いのか? なぜ 骨の“形成” と “吸収” のバランスが崩れるのか?
歳を重ねるにつれて、運動量や食事量が減るのも原因の1つですが
大きく考えられるのは
女性ホルモンの低下が大きな原因と考えられます
女性は50歳前後を境に、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が大きく減少します
エストロゲンには、骨を強くするカルシウムを骨の中に吸収する作用と、
その吸収する力に関係するビタミンDを作る作用があります
つまり骨の形成にはエストロゲンが重要となってきます
よって50歳前後を境に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下すると
骨の形成が弱まる(遅くなる)ので
骨の形成と、骨の破壊のバランスが崩れ、骨粗しょう症になりやすくなってしまいます
それではどのようなことに気を付ければいいか、、、
まずは現在の自身の骨密度知ることが大事です
今のままで密度は十分なのか?
運動や食事など生活習慣を見直すだけで十分なのか?
飲み薬や、注射での治療が必要な状態なのか?
50歳前後の女性や、過度なダイエット経験がある方、
糖尿病などの生活習慣病やリウマチなどお持ちの方 など
一度、骨の密度を測ってみてはいかがでしょうか?
次回は骨粗しょう症による骨折等のリスクなどを書きたいと思います
さいじょうクリニック
マネージャー淺井