今回は実際に、さいじょうクリニックで行っている測定方法や、治療方法をご紹介します
さいじょうクリニックでは“DEXA”という機械を使って測定しており
毎月100名ほどの患者様が測定されます
骨密度測定には 2~3分ほどで測定することが可能です
この検査では測定者の骨の密度が、
20~44歳の若年成人の平均値(YAM値)と比較して、どれぐらいの割合(%)なのか
で骨粗しょう症かどうか判断します。
骨量が平均値の70%~80%であれば骨量が減少してきていると判断し
骨量が70%未満であれば骨粗しょう症と判断します
骨量が80%未満の方は注意が必要です
この結果で骨粗しょう症と判断した場合
原因は何かを調べるために採血を行います
採血では、カルシウムの量が足りているか、骨破壊を行う細胞の量が多くないか
などの原因を調べます
採血は3~4日で結果が出ますので、次は治療です。
軽度の骨粗しょう症の場合は
骨形成に必要なビタミンDやカルシウムの多い食事や、
日頃の運動のなどを心がける必要があります
生活の改善で補うことが難しいと判断した場合はお薬を使用した治療を行います
骨粗しょう症の治療方法は
飲み薬と注射の2種類に分かれます
飲み薬には毎日飲むものから、月に1回飲むもの
粒タイプの薬や、ゼリータイプの薬などさまざま種類があります
注射には、自宅で患者様自身が行う注射(自己注射)とクリニック内で行う注射があります
現在では、さまざまな治療や薬などあるため
患者様の症状や、生活様式に合わせた治療を選択することが可能です。
そういった中で
当院では
総合病院で取り扱っているお薬とほぼ同じぐらいのお薬の種類を取り扱っており
さまざまな選択肢の中で、
患者様の骨粗しょう症の進行状況や、生活環境をふまえてお薬を処方します。
さらに、骨を強くするための食事指導や、運動の指導なども行います
運動をすることは骨の量が増えるだけでなく、筋力や体のバランスを改善して
転倒しにくくなるので、骨折の予防に有効です
お薬の服用や、食事管理、運動の実施などを続けていただき
約5か月に1回、定期的に骨密度を測定し、治療の効果をみていきます
治療効果が出ていると判断した場合はそのまま治療を継続し、
治療効果が少ない、お薬が合わないなどがあれば、別のお薬に変更などを行います
このように、当院では
検査から治療までを一貫して行い、
今よりも少しでも患者様の症状が改善するように治療を進めていきます
骨粗しょう症は風邪などの病気とは違い、薬を飲めばすぐに治るということはありません。
患者様に薬の服用や食事管理などをがんばっていただき
医師、運動指導などを行うリハビリスタッフが少しお手伝いさせていただきます
患者様、医師、リハビリスタッフが一体となり
さいじょうクリニックの理念である
『○○ができない』から『○○ができるようになった』へ
『元気になりたい』から『元気・笑顔になった』へ
を目標に一緒に症状の改善に取り組んでいきましょう
骨粗しょう症の検査や、治療など気になることがございましたら
当院やスタッフへお気軽にお尋ねください
さいじょうクリニック
マネージャー淺井